Googleサーチコンソール_メニュー解説ガイド
公開日:2017年3月7日 : Googleサーチコンソール,Webマーケティング

Googleサーチコンソールとは、Webサイトの内部状況や、Google検索エンジンにサイトがどう見られているかを把握し、改善もできる無料ツールです。
Googleのサイト解析ツールとしては、Googleアナリティクスというアクセス解析ツールがありますが、そちらはサイトへのアクセス状況や利用ユーザーの情報を把握するためのツールというGoogleサーチコンソールとの違いがあります。
この記事の目次
Googleサーチコンソールとは??
ーGoogleからの引用ー
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。
Googleにサイトが、どのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。
Googleアナリティクスを利用しているサイトは多いと思いますが、Googleサーチコンソールもサイト運営に役立ちます。
※「Googleサーチコンソール」以前は「ウェブマスターツール」と呼ばれていたサービスです。
Googleサーチコンソールはサイト運営に必須ではないですが、登録することでGoogleアナリティクスでは見れない検索キーワードが確認できるので、それだけでも登録する価値があります。(これ最重要!)
その他にも、サイトのエラー情報や検索エンジンに自分のサイトがどのように読み込まれているのか?なども確認できるので、サイト運営、SEO対策にも活躍してくれます。
Googleサーチコンソールの各メニュー説明

管理画面の左側にメニューナビゲーションが設置されています。上から順番に内容を説明していきます。
ダッシュボード

最初の画面で表示されるダッシュボードでは、サーチコンソールからの最新メッセージやエラーなどを確認できます。
メッセージ

サーチコンソールからサイトに対して出された過去のメッセージを一覧で確認できます。
検索での見え方

構造化データ

構造化データでは、検索エンジンにサイトの内容を正確に伝えるための属性情報(メタデータ)の状況を確認します。
現状では、検索順位の評価には使用されていません。対応することで、検索結果に「リッチスニペット」として表示させることができます。
リッチスニペットとは、検索エンジンの検索結果に、ページタイトル・説明文・URL以外の情報(概要、レビュー、パンくずリスト、画像、イベント情報、サイト内検索窓など)を表示させることができる機能です。
リッチカード

リッチカードを利用している場合、エラーの状況を確認できます。リッチカードとは、検索結果にページの詳しい情報も追加して表示させる機能です。
リッチスニペットをもとに発展させた検索結果の表示方法で、画像を使うことで視覚的に情報を表示することができます。

ー引用ー
リッチカードは、ウェブサイトのイベント、製品、キャンペーンに関するデータを Google検索に提供する便利な方法です。リッチカードのデータは多様な形式でさまざまなデバイスに表示され、ウェブサイトのトラフィックを増加させるのに役立ちます。
データ ハイライター

データハイライターを使用すると、ページにhtmlを記述することなく、リッチスニペットで表示させる情報を設定することができます。
データ ハイライターでタグ付けできるのは、サイトにある次のタイプのデータです。
記事、イベント、地域のお店やサービス、レストラン、商品、ソフトウェア、アプリケーション、映画、テレビ番組のエピソード、書籍
HTMLの改善

検索結果表示される可能性の高い、タイトルタグ(title)やメタデータ(descriptions)の重複、長い・短い、その他問題点などがあるページをエラー表示してくれます。
Accelerated Mobile Pages

AMPに対応させたページにエラーがあった場合こちらに表示されます。AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、モバイル端末での読み込みが高速化された軽量なページの呼び名です。
検索トラフィック

検索アナリティクス

アクセス解析をする際に重要な数値を見ることができます。
クリック数、表示回数、CTR(クリック率)、掲載順位、検索キーワード(クエリ)など。
現在では、Googleアナリティクスでは、Googleがウェブ検索をSSL(HTTPS)で暗号化しているため、大半が見えなくなっているため、Googleサーチコンソールのこの機能は重要です。
サイトへのリンク

他のサイトからの被リンクを確認することができます。
被リンクとは、他のサイト(HPやブログなど)から自分のサイトにリンクを貼られることです。
検索エンジンは、この被リンクを検索順位の評価にも使用しているので、どのようなサイトからリンクが貼られているかをチェックすることはサイト運営に役立ちます。
内部リンク

サイト内部で設置してある内部リンクの数を確認できます。各ページへの内部リンクの数は、検索エンジンに対してそのページの重要度を伝える要素になっています。
「サイト内の重要なページが上位になっているか?」また逆に「あまり重要でないページに多数の内部リンクが作成されていないか?」を確認して改善に役立てられます。
手動による対策

自分のサイトがなんらかの理由により低品質なサイトと見なされた場合、Google担当者から手動でペナルティが行われます。
手動ペナルティが行われると、サイトが検索でヒットしなくなり、検索エンジンからのアクセスはなくなります。
もしペナルティを受けた場合は、原因を特定して改善する必要があります。
インターナショナル ターゲティング

サイトを表示させる国の設定を確認・設定することができます。
サイトがジェネリック トップレベル ドメイン(.com や .org など)を使用している場合は、どの国を重要視しているかの判断材料となる情報を Google に提供することができます。
※gTLD(generic Top Level Domain).com .org .info .biz などのドメインのみ対応。
ccTLD (Country Code Top Level Domain).jp .uk .frなど、国ごとに割り当てられたトップレベルドメイン名は設定できません。(トップレベルドメインの国に自動的に設定されている)
モバイル ユーザビリティ

スマーオフォンでページが見やすく作られていないページがある場合エラーが表示されます。
Googleインデックス

インデックス ステータス

自分のサイト内にあるページが、Googleの検索エンジンにどのくらいインデックス登録されているかを確認できます。
ブロックされたリソース

サイト内のページで、画像、CSS、JavaScriptなど、Googleから読み込めなくなっている箇所を確認できます。
検索エンジンにページの内容が正確に理解されていないと、ページの検索順位に影響する場合があります。
URLの削除

所有するURLを検索結果から一時的に削除します。(Googleの検索エンジンに登録されているページURLを削除します)
コンテンツを恒久的に削除するには、サイトのページ削除または更新が必要です。
クロール

クロールエラー

Googleの検索エンジンが、クロール(読込)できなかったURLについての内容が表示されます。
クロールの統計情報

Googleの検索エンジンが、過去90日間にサイトをクロール(読込)した情報が表示されます。
(ページがクロールされてインデックスされないと検索結果に表示されないのでクロールされることは重要です)
・1 日あたりのクロールされたページ数
・1 日にダウンロードされるキロバイト(KB)数
・ページのダウンロード時間 (ミリ秒)
Fetch as Google

Googleクローラーにクロールして欲しいページをリクエスト(申請)したり、Googleクローラーにページがどのように見えているか?を確認することができます。
サイトを公開して間もない時や、公開後すぐにGoogleにインデックスさせたい時に活用します。
robots.txt テスター

robots.txtのエラーの確認や更新をGoogleに伝えることができます。
robots.txtとは検索エンジンに対して、Webページへのクロール制御を行うためのファイルです。
サイトマップ

サイトマップXMLの送信、インデックスされたページ数の確認、エラーメッセージの確認などができます。
サイトマップとは、検索エンジンに向けたテキストファイルのことです。
(ここで言うサイトマップとは、Webサイトにアクセスしたユーザー向けに用意されているコンテンツを一覧で確認できるページのことではありません。)
URLパラメーター

URLパラメーターを使用しているサイトで、そのパラメーターの意味をGoogleのクローラーに伝えることで、不要なクロールを減らすなど最適化を行うことができます。
※上級者向けの機能なので、本当に必要な場合のみ使用すれば良いでしょう
セキュリティの問題

サイトに有害なコンテンツが作成されている場合や、ハッキングやマルウェア感染の可能性がある場合、警告が表示されます。
警告があった場合、内容を修正して「再審査リクエスト」を行ないましょう。
その他のリソース

このメニューは、Googleサーチコンソールでサイト運営に役立つGoogleのサービスへのリンクになっています。
構造化データ テスト ツール
構造化データ テスト ツールを使用すると、構造化データ マークアップが正しく解析され Google の検索結果に表示されるかどうかを確認できます。
構造化データ マークアップ支援ツール
HTML に構造化データ マークアップを追加する場合は、簡単なマウス操作によるこちらのツールをお試しください。
メール マークアップ テスター
メール マークアップ テスターを使用して HTML メールの構造化データ コンテンツを確認します。
Google マイビジネス
Google 検索、Google マップ、Google+ にビジネスの情報を無料で掲載できます。
Google Merchant Center
ここから Google に商品データをアップロードすると、Google ショッピングや Google のその他のサービスでこのデータを利用できるようになります。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insights を使用すると、すべての端末でウェブページの読み込み時間を短くする方法がわかります。
カスタム検索
Google 検索を基に、ご自身のウェブサイトに合ったオーダーメイドの検索環境を実現します。
Google Domains
Google Domains では、ドメイン名を探してウェブサイトを作成できます。
ウェブマスター アカデミー
質の高いコンテンツを提供する魅力的なウェブサイトを作成して Google 検索に掲載する方法を学習できます。
まとめ
【Googleサーチコンソール_メニュー解説ガイド】いかがでしたでしょうか? Googleサーチコンソールを使用すれば、自分のサイトがGoogle検索エンジンにどのように見られているか? 確認できますし、それが間違って伝わっていた場合改善することもできます。
検索アナリティクスなど、SEO対策に活用したいお役立ちツールもあります。 根拠のあるサイト運営には必須のツールとなっていますので、ぜひ活用していきましょう。
今後は、上記の項目のなかで、特によく使いサイト運営に役立つ項目に絞って詳しく説明していきたいと思っています!
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