インターネットとホームページの仕組み(図解付)
公開日:2015年4月25日 : ホームページ制作関連
今回は、ホームページ(ウェブサイト)を見ることができる仕組みを解説したいと思います。
インターネットが普及して、生活に欠かせなインフラとなっています。
ショッピングに道案内、音楽に旅行の予約、勉強に仕事、どのような場面でも利用されています。
けれど、『なぜパソコンやスマホでホームページが見ることができるのか?』
よく分からずに使っている人も多いと思います。
詳しく知らなくても使えてしまう、とても便利な発明ですが、
今回は、インターネットを利用して、ホームページが見られる仕組みを簡単に説明していきます。
この記事の目次
ホームページはなぜ見えるか?
利用する場面の図を使って説明していきます。
まず、利用者がWebブラウザにURLを入力します。
(リンクをクリックでも同じです。自動的にブラウザがリンク先のURLを探します)
①URLの場所を探す
webブラウザがインターネット上にあるたくさんのwebサーバーから、
入力された場所を探します。
②Webサーバーに保存されているデータが、Webブラウザ画面に表示される
WebサーバーのURLに置かれているデータ(HTML、CSS、JS、画像など)を
パソコン、スマホに送信する(読み込む)ことで、画面に記述されたデータを表示します。
『URLという住所』が『webサーバーという土地』に割当られている
と考えると分かりやすいでしょうか。
以上、
なんとなく、予想できた内容かと思いますが、
URLとサーバーこの2つが紐づけられていることで、
Webページを見ることができます。
ここまでで、簡単バージョンの説明は終わりです。
しかし、正確な内容となると、もうすこし説明を続けないといけません。
ここらからは、すこしだけ難しくなりそうなので、
『詳しい内容を知らなくても、ネットは使えるからいりません!』
という方は、時間の無駄になるかもなので、ご注意ください。
(なるべく簡単に説明するつもりですが)
ホームページが見える仕組み
上記では簡単に、なぜホームページが見えるか?を説明しました。
しかし、実際はもうすこし手順があります。
(上記の内容はここで説明する③④に当たります)
- ①パソコンやスマホのwebブラウザでURLを入力するとDNSサーバーにIPアドレスを問い合わせる
- ②DNSサーバーからIPアドレスが送信される
- ③送信されたIPアドレスをwebサーバーに問い合わせる
- ④webサーバーに保存されているデータを読み込みwebページがブラウザの画面に表示される
厳密には、この図のような手続きがなされて、
ホームページを見ることができます。
上記の図、①~④の内容を踏まえて、
下記の専門用語(ドメイン、URL、IPアドレス、DNSサーバー、WEBサーバー)の説明を読んでもらえれば、
インターネットでホームページが見える仕組みが、理解できるはずです。
その前に、ドメインとURLについて
ドメイン
ドメイン(domain)とは、領域、範囲、などの意味を持ちます。
ITの分野では、インターネット上での住所のようなものです。
ドメインはすべてが固有の文字列です。
同じドメインは存在しません。
(同じ住所が、複数あったら訳がわからなくなります)
選ぶ人は自由に希望のドメインを契約できますが、
既に取得済みの文字列は使用することができません。
ドメインの文字列とは、このサイトで示すとmw-s.jpの部分です。
例えばヤフーなら、yahoo.co.jpです。
末尾も様々あり、.com .net .biz .jp .co.jp 他多数
自由に選ぶことができます。
URL(ユーアールエル)
Uniform Resource Locator(ユニフォームリソースロケータ)の頭文字。
日本語では、統一資源位置指定子(とういつしげんいちしていし)と言うそうです。
(漢字だけだと、意味不明すぎる…)
このURLもドメインと同じように、web上の住所と説明されることが多いですが、
ドメインとは違います。
URLは、ドメインも含んだ、http:// の最初の部分から
最後の / までのことです。
このサイトで示すと、
https://mw-s.jp/homepage-internet-mechanism/になります。
つまりURLは、web上にあるwebページ、アップロードしてある画像、ファイルの場所まで
含んだ文字列ということになります。
例えるなら、ドメインはマンションの住所、URLは部屋番号と住人の名前まで含む情報、的な所でしょうか。
IPアドレスとは?
上図の項目①では、webブラウザでURLを入力すると、DNSサーバーにIPアドレスを問い合わせるとあります。
ドメインは住所との説明がありましたが、インターネット上(コンピューター)では、
ドメイン毎に割当られたIPアドレスを使って、アドレスの場所を識別しています。
(ちょっと分かりづらいですね…)
実際に確かめてみるとわかりやすいです。
yahoo!のホームページのドメインとIPアドレスを下記に書いてあります。
検索ボックスに入力してアクセスしてみてください。
下記のIPアドレスを入力しても同じyahoo!のページが表示されるはずです。
【ドメイン】
yahoo.co.jp
【IPアドレス】
http://183.79.135.206/
このように、本来コンピューターは、IPアドレスを使って場所を特定しています。
ではなぜドメインが存在しているのでしょうか?
それは、数字の羅列では、人がアドレスを識別しづらいからです。
すべてのサイトが、ドメインではなく、
IPアドレス(数字だけの文字列)を利用していたら、かなりわかりづらいですよね?
IPアドレスにドメインを割り当てることによって、それがどのようなサイトなのか?
推測することが可能ですし、それぞれのアドレスの見分けもつきやすくなります。
インターネット上では、そんな我々人間が識別しやすいようにドメインとIPアドレスを使って、場所を特定する仕組みが使われています。
DNSサーバーとは?
上図の項目②では、DNSサーバーからIPアドレスが送信されるとあります。
DNSサーバーとは?Domain Name System(ドメインネームシステム)の頭文字をとってDNS(ディーエヌエス)サーバーと言います。
このDNSサーバーは、ドメインとIPアドレスを結びつける役割を果たしています。
インターネット上のすべてのサーバーには、IPアドレスが付けられています。
しかし、実際画面上で、人がアクセスに使用しているはドメインとURLです。
この、人のために分かりやすい文字列を使用したドメインと、
実際のインターネット上で使用されているIPアドレスを、
紐づける役割を果たしているものがDNSサーバーになります。
Webサーバーとは?
上図では、③送信されたIPアドレスをwebサーバーに問い合わせる、④webサーバーに保存されているデータを読み込みwebページがブラウザの画面に表示されるとあります。
webサーバーとは、テキスト、画像、動画などのデータが保管されており、
外部からのアクセスによってその情報を送信するコンピューターです。
外部コンピューター(僕たちのはパソコンやスマホなど)のwebブラウザからのアクセスによって、要求されたデータを送信する役割を果たしています。
平たく言えば、ディスプレイのないコンピューターで、一般のパソコンと持っている仕組み自体は変わりません。
『データが保管されており、外部からのアクセスによってその情報を送信するコンピューター』という役割を果たしているコンピューターを、『webサーバー』と呼びます。
DNSサーバーから取得した、IPアドレスを基にWebサーバーを探すことで、
最終的に、ブラウザの画面にwebページが表示されます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
基本的な部分のみですが、インターネットとホームページの仕組みを説明してきました。
インターネットは、ドメイン、URL、IPアドレス、DNSサーバー、WEBサーバーの仕組みによって、便利に利用することができます。
次回は、Webサーバーに置かれているホームページのデータ(HTML、CSS、JS、画像など)がどのように、Webブラウザの画面に表示されるか?を記事にできればと思います。
それではまた。
当サイトではエックスサーバーをを利用しています。Wordpressサイトの表示が速くて管理画面も使いやすいのでおすすめです。
サーバーおすすめ記事
エックスサーバーのサービス内容についてまとめた記事です。管理画面の使いやすさ、Wordpressの表示速度、価格面、サポート体制などなど、トータールで優れたサーバーです。
スポンサーリンク